医療・介護・福祉の求人サイトとして多くの施設が使っているジョブメドレー。「掲載は無料と聞いたけれど、結局いくらかかるのか」「採用したあとで辞めてしまったらどうなるのか」は、使い始める前に押さえておきたいところです。
この記事の結論
- 掲載料・初期費用・月額費用は0円です。費用がかかるのは、採用した方の入職(初出勤)が確認できたときだけです。
- 採用した方が初出勤日を含めて30日以内に自己都合(または本人に原因がある解雇)で退職したときは、支払った利用料金の90%(3日以内)・70%(4〜14日)・50%(15〜30日)が返金されます。施設側に責任がある理由での退職は対象外です。
- 返金の申請は、退職から6か月以内に行う必要があります。過ぎると返金されません。
この記事では、ジョブメドレーの公式サイトと利用規約に掲載されている情報をもとに、料金の仕組みを整理します。情報は2026年10月9日時点のもので、返金のルールは2026年10月19日に利用規約(2025年10月1日施行)で確認しました。最新の内容は公式サイトでご確認ください。
掲載料・初期費用・月額費用は0円
ジョブメドレーは、求人を掲載するだけでは費用がかかりません。公式サイトでは、初期費用・月額費用・求人掲載料はすべて無料で、掲載できる求人数にも制限はないと案内されています。
出典:ジョブメドレー 公式サイト(事業所向けページ/よくある質問「ジョブメドレーの利用料金」) 公式ページを見る よくある質問を見る
費用が発生するのは、入職が確認できたときだけ
ジョブメドレーは「採用課金」の仕組みです。費用が発生するのは、採用が決まり、採用した方の初出勤(入職)が確認できたときです。応募があっても不採用にした場合や、応募者が面接を辞退した場合には費用はかかりません。
費用は職種と雇用形態によって異なり、公式サイトでは、最も安い職種で「1名あたり7.2万円(税込)から」とされています。職種ごとの具体的な金額は公開されておらず、料金表を請求するか、電話で確認する形です。
支払いは銀行振込で、利用料金の発生後30日以内に支払う決まりです(振込手数料は施設側の負担)。
出典:ジョブメドレー 公式サイト(事業所向けページ/よくある質問「ジョブメドレーの利用料金」) 公式ページを見る よくある質問を見る
早く退職したときの返金規定
ジョブメドレーには「早期退職返金制度」があります。利用規約では、採用した方が「利用料金発生日」(=採用した方が初出社・初勤務した日)を含めて30日以内に退職した場合、支払った利用料金の一部が返金されると定められています。この記事ではこの日を「初出勤日」と書きます。返金の割合は、初出勤日から最終出勤日までの日数によって次のように決まっています。
| 最終出勤日までの日数 | 返金される割合 |
|---|---|
| 3日以内 | 利用料金の90% |
| 4日〜14日以内 | 利用料金の70% |
| 15日〜30日以内 | 利用料金の50% |
日数は初出勤日を1日目として数えます。利用規約では、日数は営業日ではなく、休日も含めた暦日で数えると定められています。31日目以降の退職には返金がありません。
たとえば10月1日が初出勤日なら、最終出勤日が10月3日までなら90%、10月14日までなら70%、10月30日までなら50%で、10月31日以降の退職は返金の対象外です。
出典:ジョブメドレー 公式サイト(事業所向けページのよくある質問「採用した人がすぐに退職した場合はどうなりますか?」)/ジョブメドレー 利用規約(2025年10月1日施行)第3章・第6章 公式ページを見る 利用規約を見る
返金の対象になる退職・ならない退職
利用規約では、返金の対象になるのは、30日以内の退職が次のどちらかの理由による場合とされています。
- 採用した方の自己都合による退職
- 採用した方本人に原因がある理由(勤務態度や規則違反など)による解雇
一方で、施設側に責任がある理由で退職となった場合は、返金の対象外です。また、採用後にパートから正職員へ切り替えた場合などに発生する「追加料金」も、返金の対象外とされています。
なお、内定後、入職前(初出勤前)に辞退された場合は、そもそも費用が発生しないため、返金の手続きも要りません。また、ジョブメドレーは利用規約で「求職者を紹介するサービスではなく、求人情報を掲載するサービス」とされており、支払うのは紹介手数料ではなく「利用料金」です。
出典:ジョブメドレー 利用規約(2025年10月1日施行)第4章・第6章・第8章/公式サイト(事業所向けページのよくある質問「採用できなかった場合、費用はかかりますか?」) 利用規約を見る 公式ページを見る
返金の申請は、退職から6か月以内に
返金を受けるには、施設側からの申請が必要です。利用規約では、退職の事実が発生してから6か月以内に申請することとされており、この期間を過ぎると返金に応じてもらえません。早めに申請しましょう。
申請の具体的な手順(申請先・必要な書類)は、ログインせずに見られる公式ページには見当たりませんでした(2026年10月19日時点)。返金の時期や方法も同様です。ジョブメドレーの担当者か、公式サイトの問い合わせ窓口に確認してください。なお、利用規約では、早期退職返金制度で虚偽の申請(不正利用)をした場合は、違約金の対象になると定められています。
出典:ジョブメドレー 利用規約(2025年10月1日施行)第6章・第7章 利用規約を見る
掲載方法:申し込みから掲載までの流れと日数
申し込み後、簡単な審査を経て求人原稿を作成し、掲載となります。公式サイトでは、掲載開始までの目安を次のように案内しています。
- 求人原稿を自施設で作成する場合:1〜3営業日
- 求人原稿の作成をジョブメドレーに任せる場合:最短当日〜5営業日以内
審査の状況や時期によって前後することもあるため、急ぎの募集は早めに準備しておくと安心です。
出典:ジョブメドレー 公式サイト(事業所向けページ) 公式ページを見る
スカウトは毎月200通まで無料
ジョブメドレーには、登録している求職者に施設側から声をかける「スカウト」の機能があります。公式サイトでは、毎月200通まで無料で送れると案内されています。
求人を掲載して応募を待つだけでなく、条件に合いそうな方に自分から声をかけられるのは、採用課金の媒体を使ううえで大きな利点です。
出典:ジョブメドレー 公式サイト(事業所向けページ) 公式ページを見る
費用を無駄にしないための4つのポイント
掲載が無料ということは、「載せているだけ」では何も起きないということでもあります。採用課金の媒体で成果を出すために、次の4点を意識してみてください。
1. 求人原稿を作り込む
1つの原稿の出来が応募数を左右します。仕事内容の冒頭に、1日の流れや夜勤の回数、教育の進め方などその施設にしかない具体的な情報を書き、職場の様子がわかる写真を載せましょう。
2. スカウトを毎月使い切る
毎月200通の無料スカウトは、使わなければそのまま消えてしまいます。資格や希望の勤務地・働き方が合う方に絞って、定期的に送ることをおすすめします。
3. 応募への連絡を、担当者がいない日も止めない
求職者は複数の施設に同時に応募していることが珍しくありません。担当者が休みの日や会議の日に応募が来たときに誰が連絡するのか、引き継ぎの決まりまで作っておくと、せっかくの応募を取りこぼしにくくなります。
4. 面接で「入職後のギャップ」をなくす
返金があるのは30日以内の退職までです。面接では、勤務の実態(夜勤・残業・休みの取り方)や任せる業務を具体的に伝え、入職後に「聞いていた話と違う」とならないようにしておくことが、結果的に採用費を守ることにつながります。
まとめ
ジョブメドレーは、掲載料・初期費用・月額費用が0円で、費用が発生するのは入職が確認できたときだけです。そのぶん、原稿の作り込み・スカウト・応募への対応といった日々の運用が、そのまま成果の差になります。
※「ジョブメドレー」は株式会社メドレーの商標または登録商標です。本記事は同社の公式情報ではなく、公開されている情報をもとにまとめたものです。